『龍が如く7』アクションからRPGに”進化”する龍が如く。【今週の期待作】

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今週発売される『龍が如く7』は、極道たちの物語を現実の都市を再現したフィールドで体験するアドベンチャーゲームの最新作。

PS4専用ソフト『龍が如く7 光と闇の行方』最新ゲームトレイラー

今作は過去のシリーズとは大きく変わっており、最も大きな変化は主人公が「桐生一馬」から新たに「春日一番」 になったことだろう。

この二人はかなり対照的なキャラクターになっている。

「桐生一馬」は基本的に群れることはせずクールで、とにかく最強「死にてぇ奴だけかかってこい」がこの世で一番似合うおっさん。

一方「春日一番」は多くの仲間と共に戦い成長して行く姿が描かれる。そもそも彼は24歳ぐらいの時に東城会のチンピラをやっていたのだが、先輩が人を殺したので身代わりとして刑務所に18年も入っていたため、42歳なのにまだまだ未熟という状況。ゲーム開始時から「堂島の龍」と恐れられていた「桐生一馬」とは状況が全く違う。まあ桐生も刑務所には10年入ってたけど。

『龍が如く7』では、このような主人公の設定的な対比をゲームシステムとしても反映している。今作から戦闘がアクションではなく、ターンベースのRPGになったのだ。

これが本当に最高で、今まで「龍が如く」発売前に感じていたものを大きく上回る期待を感じている。

そもそも「龍が如く」の戦闘は「1」からほぼ変わっていなかった。攻撃中の振り向きがスムーズになったり、スタイルを切り替えられたり、キャラクターの変更ができたりしたが、結局は□□△とかで攻撃して回避してということを繰り返すシンプルなものだった。

この戦闘には飽きていたので、ここでRPGになるのは最高。批判があることはわかっていたと思うが、思い切って全く違うジャンルにした勇気が本当にスゴイ。

しかも現代のリアルな街で、ファンタジー的なキャラではなくリアルな人間たちが、バットや画鋲や高級バッグを振り回すRPG。こういうゲーム今まで完全に無かった。多分。

ターンベースRPGの王様「ドラクエ」では職業を切り替えて様々な戦略をとれるが、龍が如くにもちゃんと職業の要素がある。ドラクエでは「ダーマ神殿」で職業を切り替えるが「龍が如く7」では「ハローワーク」で職業を切り替える。完全にふざけているが、実際にドラクエファンにはハローワークのことをダーマ神殿と呼ぶ文化があるらしいので、この設定はある意味かなりリアル・・・かも。

フリーター、ホームレス、ヒットマン、マフィア、機動隊員のような戦いに向いてそうな職業や、料理人、チーママ、アイドルのようなものまで様々だ。主人公である春日一番の専用職業に「勇者」があるのもドラクエっぽくて良い。

事務員を忍者という龍スタジオ。最高です。

最も期待しているポイントはバトルだが、シリーズ恒例のミニゲームも豊富だ。パチスロ、資格取得、ダーツ、映画、マリオカートのようなゲームや会社経営の要素もあるようで、いろんなものがぶち込まれた感じは、いつも通りの”龍が如く”で安心感がある。

いよいよあと二日で発売される「龍が如く」の”進化”をこの目で見るのが本当に楽しみだ。

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