世界的な格闘ゲーム大会イベントであるEVO2019は8月の上旬に開催されるが、上記の画像のタイトルの中で特に注目しているのが「サムライスピリッツ」。
このゲームはまだ発売されておらず、発売日も”今年の初夏”ということしかわかっていないにも関わらず、EVOのメインタイトルとして選ばれている。
まだ発売されていないタイトルでいえば「モータルコンバット11」があるが、こちらは発売日が4月23日となっているので、3カ月ほど練習期間があるが——それでも期間的に厳しいが——「サムライスピリッツ」は初夏、つまり5月から7月の上旬までの間に発売される予定だ。
さすがに7月に発売は選手たちのことを考えるとキツすぎるので、5月から6月に発売されるとは思うが、選手たちは非常に短いスパンでサムスピを仕上げる必要があり、格ゲーという競技自体の上手さが問われることになりそうだ。
異様なまでの体力の”減り”
僕はサムスピを本当にちょっとしかプレイしたことがないが、ある程度どのようなゲームかということは聞いていたのだが、サムスピのトレーラーを見た時は度肝を抜かれた。
体力が減り過ぎなのだ。
主人公ポジションのキャラである「覇王丸」の斬撃を受けたキャラクターが体力のおよそ7割ものダメージを受けているシーンが印象的だが、これはかなり「サムスピ的」な要素でありファンからも好意的に受け入れられているようだ。
個人的にもここまでの”減り”を見せる格ゲーはプレイしたことがないし、まさに武器を使った戦いという感じがして非常に興味があるが、それはプレイする側としてもそうだが、観戦する側としても非常に楽しみな点だ。
発売から大会までの期間の短さと選手
最近の格ゲーから大きく逸脱したシステムであるサムスピの世界大会が、発売から1か月から2か月ほどで開催されるということになるので大会は相当”荒れる”だろう。もちろんいい意味で。選手たちは限られた期間で、最低限の戦略を構築し大会に挑んでくるだろうし、キャラのランクや立ち回りも当然だが安定しない状況になり、波乱に満ちた大会になりそうだ。
また出場する選手たち自体にも注目したいのだが、そもそもどの格ゲーをプレイしている層がサムスピに参戦してくるのだろうか。昨年流行した格ゲーである「ドラゴンボールファイターズ」では様々な勢力が一堂に会したことで有名で、スマブラやモータルコンバット、ストリートファイター、メルブラ、鉄拳、ソウルキャリバーなどあらゆる格ゲーの猛者が集う稀有な格ゲーとなっている。
サムスピでは過去作の強豪が参戦してくるのは間違いないだろうが、他の格ゲーで有名なプレイヤーが参戦すれば盛り上がりやすいので、そういう部分にも期待したい。
また、ある程度プレイしたことがある格ゲーの観戦ほど面白いものは無いので、EVOのサムスピの試合を最大限に楽しむために、発売され次第プレイしまくって万全の状態で観戦したいと思っている。