プラットフォーム:PS4/XONE/Steam
コードヴェインはゴッドイーターを開発したSHIFTによるダークソウルのフォロワーゲームだ。
去年の9月発売予定のゲームが一年延期して、どれほどのクオリティになったのか・・・それは去年のバージョンを試遊していないので全く分からない。わからないが体験版を遊んでみた率直な感想は面白くて、かなりよくできてるゲームだという事だ。
最もダークソウルに近いソウルライク
僕はデモンズソウルから始まるフロムソフトウェアのいわゆる”死にゲー”が大好きで、全作プレイしており、ダークソウルを真似て作られ、今や一つのジャンルになった「ソウルライク」というジャンルも大好きだ。
ソウルライクである「仁王」「The Surge」「ソルトアンドサンクチュアリ」なども遊んできているし、どの作品も独自の色があってよくできている。やはり元祖のダークソウルに負けないぞ!という気持ちがゲームに出るのか、ソウルライクは面白いゲームが多い。
そんな面白いゲームが多いソウルライクの中でコードヴェインはどのようなゲームだと感じたかというと、最もダークソウルに近いソウルライクゲームということ。
弱攻撃と強攻撃、ステップ、ダッシュ攻撃、魔法、敵との距離の取り方など様々な点がダークソウルを非常に上手く模倣できている。そこに独自の要素である、完全レベル制であることと、ブラッドコードを切り替えるだけで能力値が変えられるカジュアルなキャラビルド、そしてバディなどが合わさりダークソウルとはまた違う魅力を放っている。
同じ武器種でもモーションが違う
落下攻撃もある
細かいが重要な点として、同じ武器種でもモーション違うものがあるという事。これがあることでソウルライクは別格に面白くなる。新たな武器を見つけ出すのが楽しみで仕方なくなり、探索に身が入るのだ。コードヴェインで片手剣を使っていて、モーションが違う武器を見つけた時は声を出して喜んだ。ありがとうSHIFT。
スキル(錬血という名前)を覚えることで、武器種ごとに異なる必殺技のような攻撃が繰り出せるのだが、これを使うことで高い火力を出せる。ゲーム後半は上手くスキルを当てて、スキル発動に必要なリソースを戦闘の中で回復させ、またスキルを使うというサイクルで戦うことになるのかもしれない。まあ僕はコードヴェインのボス戦でも、ダークソウルみたいに魔法によるバフと通常攻撃で戦ってしまったが。
圧倒的なつかしさ
探索も楽しい
様々な魅力がコードヴェインにはあるが、最大の魅力は”なつかしさ”だ。
最もダークソウルに近いコードヴェインは、フロムソフトウェアの死にゲーが好きな人にこそプレイしてほしいゲームに仕上がっている。ザコ敵がドロップする武器を求めてマラソンしたり、未知のダンジョンでは警戒して歩き、敵と相対すればグルグル回ってバクスタとって、強敵が出ても武器を強化すれば途端に楽になる。これがダークソウルでなくて何だというのか。
もう一度ダークソウルに出会ったあの頃の感覚と似たものを感じたい人は、かなり楽しめると感じたし、ダークソウルよりもかなりカジュアルなので、ゴッドイーターの作風が好きな人や、ダークソウルや隻狼などで挫折した人はコードヴェインでなら楽しめる可能性もあるかもしれない。それぐらいあらゆる要素が優しくできている。
とはいえまだ体験版の段階なので、ちゃんとした評価は製品版を遊んでからにする。
とにかく懐かしいという事だけ伝えたかった。