『アストラルチェイン』8章までプレイした感想 プラチナゲームズは、3Dアクションを作るのが世界一上手いということが再確認できた。

ゲーム

ニーアオートマタ以来のプラチナゲームズの3Dアクションである「アストラルチェイン」は、間違いなく今遊べるアクションゲームの中で最高品質の3Dアクションゲームに仕上がっていた。めちゃくちゃ面白い。アクション部分以外は普通だ。

サイバーパンク的な世界観で宇宙から来た謎の生命体と戦うのだが、お約束通り通常の兵器は通用しない。そこで敵である生命体「キメラ」から生み出された生命体「レギオン」を使役して戦う警察官が今作の主人公なのだが、このレギオンと主人公を同時に操る戦闘は唯一無二の面白さだ。

自分とレギオンで敵を挟み撃ちしたり、5種類のレギオンから適切なものに切り替えながらのアクションが楽しいが、僕が最も面白さを感じたのは、主人公とレギオンを結ぶ鎖(チェーン)を用いたアクション。

鎖で敵をグルっと巻くことで拘束したり、突進してくる敵を鎖で捕えることもできるのだが、この鎖の操作は自分でレギオンを操作することで行う必要があるので、ボタン一つでこのようなアクションを行うよりも数倍達成感を感じられるし、単純に敵を捕らえた時のエフェクトや音は非常に爽快感がある。流石今まで高品質のアクションゲームを作り続けてきたプラチナゲームズといった感じだ。

敵を鎖で縛ってボコボコにする様子 かわいそうだ

そして今作ではアクション以外の部分へのこだわりや作りこみが半端じゃない。ストーリーや世界設定などの作りこみは、おそらく前作ニーアオートマタから大きな影響を受けているのだろう。たとえそれが極上のアクションを少し邪魔しているとしても、いいストーリーや世界観を作りたいという情熱や気合が感じられる出来だ。

主人公が警察官として守ることになる街は、そこまで大きくはないが、その分結構細かいところまで作りこまれている。といってもオープンワールドではなく、プラチナゲームズが大好きなミッションクリア形式だ。各ミッションごとに様々なサブイベントが用意されており、メインストーリー以外にもやることが多く、一つのミッションが中々終わらないことをこのゲームの長所と考えるか、短所と考えるかは意見が分かれるところかもしれない。ちなみに僕は基本的には楽しんでいるものの、時折めんどくささ、だるさを感じている。なかでも最もめんどくさいのは道端に落ちているレギオンでしか集めることが出来ない赤い欠片(DMCのレッドオーブみたいなもの)を集める作業で、いちいちレギオンを出し入れするのが結構めんどくさい。生身でも拾えるようにしてほしいと思ってしまった。

街を自由に歩けるのが楽しい いろんなお店があるが入れるわけではない

僕は現在おそらくゲームの後半に差し掛かっていると思うが、プレイ時間はすでに20時間を超えているのだが、これはプラチナゲームズのゲームとしてはとても珍しく、いかにサブイベントや寄り道が多いかを物語っている。ベヨネッタなどのピュアなアクションゲームでプレイ時間に物足りなさを感じた人や、長く遊びたいゲームを探している人にも勧められる。

ミッションの合間にある多くの戦闘が無いサブクエストや、道端に落ちている収集物を集めるめんどくささはあるが、そんなささいな不満を大きく上回る爽快な戦闘が楽しめる。

前作ニーアオートマタでアクション部分に物足りなさを感じた人は、今作でならベヨネッタ2以来のプラチナのアクションを楽しめるだろう。