今まで龍が如くの発売をここまで楽しみにしたことはない。
アクションからコマンドバトルになったことによって、もしかしたら龍が如くでバトル自体を楽しめる時が来るのかもしれない。
今までなぜ龍が如くのバトルが面白くなかったのかというと、シンプル過ぎるということ。これに尽きるだろう。
桐生は成長と共に様々なアクションを獲得するが、実際には適当に攻撃ボタンを押して、敵が攻撃してきたらガードして、危なくなったら回復アイテムを使う、という事を繰り返すゲームだった。
これはある意味かなりJRPGっぽくて、龍が如くのプレイヤーはアクションをプレイしているようで、シンプルなJRPGをプレイしていたと言ってもいいのかもしれない。
そして今回、龍が如く7で本当にJRPGになる。
ここまで大きなタイトルで、現代の町中で人間と戦えるコマンドRPGは、いまだかつて存在していないので、それだけでも絶対に遊びたいし、桐生とは違うコミカルな魅力がある春日一番の物語も気になる。
仲間と共に成り上がる主人公春日一番と、パーティを組んで戦うRPGはとても相性が良いように見える。
無職のプレイヤーがハローワークで転職すると、バトルクラスが変更できるのも最高だ。ハローワークが正にドラクエのダーマ神殿となっている。一つの職を極めると別の職でもスキルが使えるのもJRPGっぽいし、やりこみ要素の一つだろう。
コマンドRPGになったので、敵も今までのように出会ってそのまま戦闘に入るのではなく、敵がちゃんとRPGとして成立するように、変身してわかりやすいキャラクターになる。これによってドラクエのようにこのモンスターにこのぐらいダメージを与えれば倒せる、というのが分かりやすくなっていて、成長を感じられやすくなっている。
ナンバリングタイトルでここまでの改革をした龍が如くスタジオは本当にスゴイ。タイトルに外伝と付けるだけで文句を言うユーザーは大幅に減ることは、目に見えていたにもかかわらず、主人公の変更、バトルの変更を恐れずにやり遂げようとしている。