ブラッドボーンの興奮も冷めやらぬまま、1年という短期間の間をおいて発売された「ダークソウル3」は今までのフロム死にゲーすべての良いところを詰め込んだ、宝箱のようなゲームになった。
僕はブラッドボーンを客観的には最も高く評価しているが、個人的にはダークソウル3がフロム死にゲーの中で最も面白いと思っている。
初見プレイが最も楽しいフロム死にゲーにおいて探索が楽しいことは当たり前だが、1つ1つの武器の個性が際立っていることにより、様々なキャラクタービルドが楽しめることで飽きがこないことや、オンライン対戦の充実度がシリーズNo1だということがその理由だ。
人生で一番楽しい経験を与えてくれたダークソウル3に感謝しないわけにはいかない。
ありがとうダークソウル3
初見プレイの面白さNo1
今までのシリーズと変わらずやっぱり神ゲーだったダークソウル3だが、初見プレイ時の面白さは特に最高だった。その理由は見事な敵の配置や魅力的なNPCなど様々なものがあるが、一番は「戦技」の存在にある。
ソウルシリーズの武器を最も適切に使うためのキャラのステータスは武器によって違うため、1つ1つの武器が格闘ゲームのキャラみたいなものだと思っており、それはデモンズの頃からそうだったのだが、ダークソウル3では武器固有の特殊行動「戦技」によってそれが最も顕著になっている。
100本武器があれば100キャラいるようなものだ。様々なキャラを作り対戦にのめりこむのも無理はない。
そんな魅力的な武器を初見プレイで集めながら冒険をするのは最高の体験だった。武器を手に入れたらまず宮崎英高が手掛ける素敵なフレーバーテキストを読んで楽しみ、戦技の効果を確認する。
こんな楽しいことがずっと続くのだ、当然人生で一番楽しい体験だったことは言うまでもない。
終わる世界
フロムソフトウェアは超人気シリーズであるダークソウルを「3」で一旦終わらすという決断を下す。
それに合わせダークソウル3は終末の雰囲気が漂う切ない雰囲気で統一されているし、過去作から登場するキャラや、ステージなどが多く登場しファンを喜ばせた。そしてストーリーも最高の形で終わりを迎える。このゲームのラスボスは今までダークソウルシリーズを楽しんできた「プレイヤー自身」。その意味は是非自分でプレイして確認してもらいたい。
ダークソウルが終わるということに少し落胆もあったが、フロムソフトウェアが手掛ける新たな作品への希望の方が大きかった。なぜならフロムソフトウェアには宮崎英高がいるから。彼が社長をつとめるフロムソフトウェアに死角はなく、つねに面白いゲームを作ってくれるだろう。
そして2019年3月22日、大きな希望を持った僕に、希望した以上のゲームを提供してくれることになる。
感謝の意を表明する
ダークソウル3で僕に人生最高の体験をさせてくれたこと、そしてダークソウルを終わらせるという決断をしたことに感謝をしたい。
ダークソウルを作ってさえいればフロムは世界から常に称賛を受けることができただろう。しかし停滞を良しとせず、バシッと終わらして新たに挑戦することを選んだこと。この勇気と好奇心こそがフロムソフトウェアが真に面白いゲームを作り出すメーカーだという証明になる。
デモンズソウル、ダークソウル、ダークソウル2、ブラッドボーン、ダークソウル3
そしてすべてのフロムソフトウェアスタッフの皆さん。
本当にありがとうございました。
SEKIROはデモンズソウル、ダークソウル、ダークソウル2、ブラッドボーン、ダークソウル3、すべての意志を引き継ぎ、全く違う姿のゲームとして生まれる。
デモンズへの感謝の気持ち
ダークソウルへの感謝の気持ち
ダークソウル2への感謝の気持ち
ブラッドボーンへの感謝の気持ち