プラットフォーム:PS4
セガフェス2019にて「新サクラ大戦」の映像と情報が公開された。
前作「サクラ大戦5」からなんと14年ぶりの新作だ。
サクラ大戦の新作を作っているというSEGAの発表はもちろん知っていたが、まさかここまでのものを作っているとは思っていなかった。まずスマホじゃなかった段階でありがとうと言いたい。
グラフィック、音楽、スタッフ、すべて期待を超えてきており、まさにサクラ大戦が現代によみがえったと言えるだろう。ファンやゲームプレイヤーからの評価も高い。
「新サクラ大戦」は14年ぶりの新作ということで、大幅な改革を行っている。キャラクターデザインは「サクラ大戦」でおなじみ藤島康介さんから、「BLEACH」の久保帯人さんに変更され、ストーリー構成を「428-封鎖された渋谷で-」のイシイジロウさんが担当している。
超名作アドベンチャーゲーム。プレイしなさい。プレイしてください。
この両名の名前を見ればわかるが、めちゃくちゃ”ガチ”で面白いゲームを作ろうとしていることがわかる。
ストーリーが重要なアドベンチャーゲームにおいて”イシイジロウ”が入ることがいかに大きいことかは「428」をプレイした人ならすぐにわかるだろう。要するにストーリーに不安はなくなったということだ。
キャラデザを担当する”久保帯人”は男性はかっこよく、女性は可愛く描くことができる。BLEACHでの実績から刀を使用するキャラが登場する「サクラ大戦」との親和性は高い。実際発表されたキャラクター達はとても魅力的で「新サクラ大戦」への期待を高めるには十分すぎるものだった。
「前の方がよかった」
しかし新サクラ大戦発表に対するユーザーの反応を見ているとたびたび見られるものに、「前の方がよかった」とか「藤島康介じゃないなら買わない」というものがある。
藤島康介のデザインじゃないとサクラ大戦じゃないという考えの人や、藤島康介の大ファン、久保帯人が嫌いだという人からそういう意見が出るのならば納得だ。そういう人たちにとってはもはやサクラ大戦に見えないのだろう。
ただ僕が思うに「前の方がよかった」と言っている人の中にそういう人は少数しかいないと考えている。
わかりやすい変化に対してとりあえず反対する人
今回の発表で最もわかりやすい変化は「絵」だ。
藤島康介も久保帯人も非常に個性的で魅力のある絵を描くクリエイターだ。キャラクターを見れば一目で「サクラ大戦」と「新サクラ大戦」の変化がわかる。
こういうわかりやすい変化に意見を言うことはたやすい。「前と違う」と言えばいいだけだ。
とりあえず変化を否定したい人に「変化」を提供すれば出てくる言葉を想像するのは容易である。
「前の方がよかった」
言いたいだけの人
新しいゲームが発表された時よく見られる反応に「うーん〇〇がダメだな」というものがある。
これはとりあえず否定から入る人のテンプレのコメントだ。
大きな話題になった「新サクラ大戦」は彼らからすれば格好の的だ。しかもわかりやすい「絵」の変化もある。彼らはこぞって「前と違うから買わない」や「うーん絵がダメだな」という意見を浴びせていた。
まあ彼らは実際には買う人が多いので、SEGAが新サクラ大戦を面白いものにすれば手にひらを返すだろう。ただ言いたいだけだ。
だがなぜ否定的なことを言いたいのだろうか?
こういうコメントはニコニコ動画やyoutubeのコメント欄、各種SNSなどで良く見られる。多くの人の目に留まる場所で言いたいようだ。
否定の言葉は単純なものでも大きな力を持つ。人気動画のコメント数は多いが、その中で簡単に人の目を引くことが可能な「否定的なコメント」をすることで注目してもらいたいのだろう。
正しい指摘は有用
しかし先ほども言ったよう実際には買う人が多いし、特に悪気もないと思うので、SEGAさんには本当に面白い「サクラ大戦」の新作を作ってこういう意見を一蹴してもらいたい。
否定意見ではない正しい指摘などはメーカーにとっては有用なものになるだろうが、まだゲームシステムも何もわかっていない現段階で悪い部分を指摘することは個人的には難しい。
この段階で挙がっている否定意見などはノイズに過ぎない。当然SEGAのような大きな企業はそんなこと百も承知だろう。
今はやりたいようにやって面白い「サクラ大戦」を作ってもらいたい。
新作を作ってくれたことに感謝
最後に「サクラ大戦」をガチで作ってくれていることにお礼を言いたい。
本当にありがとうございます。
この発表を見た時は「生きていればいいことあるもんだなぁ」と思うほど嬉しかったです。
期待しています。