公開日:2月8日
「アクアマン」はDCEUと呼ばれる、DCコミック世界の関連映画の一つ。DCEUは「DCエクステンデッド・ユニバース」の略。マーベルの「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」と同じパターン。
僕のDCEUの感想は
「スーパーマンVSバットマン」で「これは・・・ダメなのでは?」と思って、
「スーサイドスクワッド」で「あかんであかんで!この流れはあかんで!」と思いましたが、
「ワンダーウーマン」は見ていませんが、評価が高く「ええやん」と思い、
「ジャスティスリーグ」で「やっぱりあかんのかい!」と思っていました。
そして今回「アクアマン」ですが、とても面白かった。
僕はマーベルのスーパーヒーロー映画が好きなのですが、ヒーロー単体の映画の中ではMCUとDCEUを合わせてもトップクラスに面白かった。
映画を批評できるほど知識がないので、評価はせず面白いと思った点をひたすら上げていきます!
映像
映画の宣伝文句でよくある「映像革命!」とか「こんな映像見たことない!」とかよく見ますが、この映画は本当に「こんな映像見たことない」思いました。というか一瞬一瞬が、すごい映像の映画はたくさんありますが、「アクアマン」がすごいのは、常に綺麗な映像だというところです。
映像が綺麗な時間が長い。めちゃくちゃ長い。
CGの映像がすごいのはPVなどを見てもわかりますが、CGなしの映像も綺麗でイタリアが舞台のシーンなどは、ヒロインの”メラ”の美しさも相まって映像の素敵度が高く好きなシーンです。
この映画の売りと言える海中のシーンは、色とりどりの光がとても美しいものになっているのですが、そもそも深海は真っ暗で何も見えないはず。光って見えるのはおかしいのですが、そこは設定でカバー。主人公であるアーサー含め、海底人は”海の中がとても鮮明に見える”能力を持っているので、彼らからみた深海の映像を僕たちが見ているということ、だと思います。
CG使いまくりのバトルシーンの迫力はすさまじく、終盤の大群が戦うシーンはいくら金がかかっているのかわかりませんが、本当に見たことない映像になっていました。海中での戦いというのも「見たことない」という感想につながっているかもしれません。海中で戦争するってあんまりないでしょうし。
キャラクター
アクアマン
主人公であるアクアマン=アーサーは、もじゃもじゃの長髪に、ひげをたくわえた大男なのですがとてもいい奴。両親が海底人と地上人のハーフかつ地上育ちなので、地上への愛着があるため、地上を滅ぼそうとする敵に立ち向かうことになります。
適当だがやるときはやる性格は、ワイルドな外見の俳優(ジェイソン・モモア)にとてもあっていて、みんなに愛されるキャラクターになりそうです。割と悩みがちなDCヒーローの中では、一際輝いて見えます。
アクアマンとして目覚めた彼の戦闘スタイルは、常軌を逸しているものになっており、よくこんなもの映像にできたなと思います。
「ジャスティスリーグ」の時は目覚める前の状態なので、パッとしませんが「アクアマン」で印象がガラッと変わりました。強いですよアクアマン。
メラ
ヒロインのメラ。めちゃくちゃ美しい。こんな人が実際に存在しているというのは、現実の不思議さを考えてしまします。遺伝子怖い。
彼女はとても強い能力を持ったキャラクターで、正直目覚める前のアクアマンよりは圧倒的に強いでしょう。
劇中では彼女しか使ってないと思うのですが、水を操る能力を持っており、様々な攻撃が可能。
海底人の基本能力ですが、飛行機からパラシュートなしで飛び降りても「イテテ」ぐらいで済むほどの強度を持つ体を持つ超人です。
戦闘スタイルはメイジタイプですが、近接戦闘もこなせるようで、彼女の戦闘シーンはとてもよく動くのが特徴的でした。
イタリアでのチェイスシーンはスピード感があります。
ブラックマンタ
逆恨みで、アクアマンに挑む復讐者。
そこそこ頑張りました。
ストーリー
映像表現が押されているし、実際そこが一番楽しい部分ではあるが、ストーリーも結構いい。
メインのアトランティスが地上に侵攻したりとか、アクアマンとオームの因縁などは割と大味になっているものの、アクアマンの両親二人の関係性は、とても綺麗なものとして描かれていて、これがあったおかげでバシッと決まった感じがする。シンプルで良い。
まとめ
怒涛の映像は常に楽しく、後半のバトルはえげつない。登場人物も魅力的なキャラクターが多く、特に”バルコ”というアクアマンの師匠的なキャラが好きだった。見て損はない、というか見た方がいいんじゃないかなー。おもしろいです。
今までのDCEUの傾向を見ると、単体ならすごく面白い映画になる印象です。超名作の「ダークナイト」も単体、「ワンダーウーマン」も単体。
次のDCEUは「シャザム」なのですが、これもPVを見る限るとても面白そう。暗いと言われているDC映画の中で、思いっきりコメディ寄りのヒーローは貴重なので期待しています。