発売日:
プラットフォーム:Steam、各種コンソールでも発売予定
未来のシャブ中サムライが、斬って斬って斬りまくる。
「Katana Zero」は、とがったゲームを発売し続けている、「DevolverDigital」のハイスピードな横スクロールアクションゲーム。「ホットラインマイアミ」のような、ネオンの色彩が特徴的だ。
開発は多くのフリーゲームを手掛ける「Askiisoft」。横スクロールのアクションゲームで評価が高かったようで、今回「DevolverDigital」にパブリッシングされていることからも、高い実力を持っていることがわかる。
PVを見ただけで、即購入を決意したゲームを紹介する。
『Katana Zero』の紹介
シャブ中サイバーパンク侍
Katana Zeroの主人公は、未来世界の侍でドラッグ中毒者。名前はおそらくDragon(異名かも)。彼が敵を斬りまくるらしい。
プレイヤーと敵に体力がなく、攻撃を受けると即死する。しかも敵は銃を使ってくるが、プレイヤーは”侍”なので刀と投てき武器しか使えない(映像を見る限り)。
圧倒的不利に思えるが、この侍、時間の流れを遅くすることができる。この能力はサイキック的なものではなく、この侍が常用している”クスリ”によるものらしい。
遅くなった世界の中では、敵から放たれた銃弾を刀で打ち返すことも可能になる。このシステムによって超人的なスピードでの殺戮が楽しめるようだ。
時間操作は一定時間しか使えないので、使用するポイントを考える必要があり、決して無双プレイはできないようになっているので、高難易度なゲームが好きな方も安心だ。
ネオンの色彩とドット絵が素敵
このゲームで特に目を引くのは、ネオンの色合いが特徴的なドット絵。「ホットラインマイアミ」を意識しているであろう、アートスタイルはとても綺麗。
プレイヤーや敵の影、刀での斬撃の軌跡がネオンできらめいているが、どういう発想なのだろう。かなりのオシャレさがある。
色彩だけではなく、ドット絵の動きもケレン味があり滑らか。ボスキャラクターとのつばぜり合いもドットでしっかり描かれており、侍のバトルでこういうものが見たい、というシーンが多く描かれていることを予感させる。
死亡時のリトライ演出は、ビデオを巻き戻したような映像が印象的だが、演出過剰というほど長くなく、リトライスピードが重要なこのジャンルに合わせた演出になっている。
リプレイ機能に期待!
1ステージが細かく区切られており、ミスをすると区画の最初に戻される。1つの区画の攻略をパズルのように考える感覚は、「ホットラインマイアミ」と共通するものがある。
1つの区画をクリアすると次の区画に移行するのだが、そこでクリアしたプレイのリプレイ映像を見ることができる。この機能は通常の2Dアクションゲームなら存在を疑問に思うかもしれないが、このゲームには時間操作のシステムがある。時間を遅くしてクリアしたシーンも、通常の速度でリプレイされるため、そこまで上手くないプレイでもリプレイでは、とてもスタイリッシュなプレイに見えるのはとても楽しそうだ。
この感覚は「エースコンバット」のリプレイ機能に近い気がする。適当にプレイしただけなのに、カメラワークによって「俺ゲームうめー」という感覚を味わえる、エースコンバットのリプレイ機能が大好きな僕にとって、「Katana Zero」のリプレイ機能には大いに期待している。
まとめ
特徴的なアートスタイルと、一撃必殺のゲームプレイに期待できる今作。
「ホットラインマイアミ」に似ているが、「セレステ」のようなパズル要素も多く盛り込まれているようなので、高難易度のプラットフォーマーが好きな方も買って損はなさそうだ。
少なくとも僕は発売されたら、速攻買う。