Steamページで公開された「ScourgeBringer」は、Flying Oak Gamesが開発しているドット絵のビジュアルが特徴的な、ローグライク2Dプラットフォームアクションゲーム。剣とポッド(銃が撃てるようだ)を装備した女の子が遺跡のようなダンジョンに挑むという内容になっている。
Flying Oak Gamesの過去作で有名なものに「NeuroVoider」というこれまた、ドット絵のローグライクツインスティックシューターがある。
「NeuroVoider」の品質は高かったため、「ScourgeBringer」にも大いに期待できる。ドット絵のスタイルも似ているが、この2作には大きな違いがあり、それはトップダウンシューターと2Dプラットフォームというところだ。
NeuroVoiderの類似作品は多い
トップダウンのローグライクの人気作として有名なものに「Enter the Gungeon」があるが、これは「NeuroVoider」とかなり近い内容で、各階層を探索しながらアイテムや武器を集めキャラクターを強化し、さらに奥の階層に潜るというまさにローグライクというゲームプレイになっているし、そのスピード感も割と近い感覚がある。他に似ているものとしては「Nuclear Throne」や「The Binding of Isaac」などもあり、トップダウンシューターの人気作は多い。
Enter the Gungeon とても面白いので未プレイの方は是非 ムズイよ
ScourgeBringerの類似作は今のところ存在しない
しかし「ScourgeBringer」は映像を見る限り、2Dプラットフォームのローグライクとしては似ている作品が今のところ存在しない———僕の知識不足かもしれないが———ように思える。
2Dプラットフォームのローグライクで有名なものは、「Vagante」「Caveblazers」「Risk of Rain」などが存在している。(「DeadCells」は2Dプラットフォームというよりも、メトロイドヴァニア色が強いので除外して話す)
Risk of Rain 強化しまくると非常にカオスな状態になるのが面白い
上に挙げた作品に共通しているのが、プレイヤーキャラクターの移動性能がオーソドックスなプラットフォーマー、ようするにマリオのようにシンプルなものだということ。シンプルな性能なので、道中で拾うアイテムや装備の性能や選択が重要であり、そこがおもしろさのキモだ。
しかしScourgeBringerはプレイヤーキャラクターの性能が非常に高いように見える。ジャンプしてから地上に着地することなく剣による連続攻撃を加えたり、壁を走り空中ダッシュで敵に近づきショットガンを撃ち込むなど、SEGAの「Shinobi」のような縦横無尽な動きがとても印象的。
良作を生み出す開発会社ということもあるが、いままでの2Dプラットフォームローグライクと被らないということも、このゲームに期待する理由であり、新たな体験ができるのがとても楽しみだ。
また映像を見た人は気づいたかもしれないが、なんだか「Celeste」に似ている感覚があるのだが、これは開発者も「Celesteとデビルメイクライをミックスしたようなイメージ」と言っており意識している部分だろう。
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