いよいよ今週発売される『侍道外伝 KATANAKAMI』は侍道シリーズの最新作。パブリッシャーは「スパイクチュンソフト」開発は「アクワイア」。斜め上見下ろし視点のアクションゲームだが、刀などを集め主人公を強化するハック&スラッシュ的な要素と、ダンジョン内で力尽きると所持品をすべて失うといったローグライク要素を融合させ、さらに刀鍛冶屋を営むシミュレーション要素もあり、かなり様々な要素がごった返したゲームになっている。
一応チュンソフトのローグライク
様々な要素があるが中でもローグライク要素に期待している。元々侍道シリーズは「スパイク」と「アクワイア」が作っていたが、今は「スパイク」が「チュンソフト」と合併し「スパイクチュンソフト」になっている。「チュンソフト」と言えば老舗ローグライク「不思議のダンジョンシリーズ」を作っていることで有名で、今でも「ポケモン不思議のダンジョン」や「世界樹の迷宮」をローグライク化した「 世界樹と不思議のダンジョン 」などの開発を担当している。「任天堂」や「アトラス」にも開発を任されるほどの信頼を得ているのが「チュンソフト」という会社の「ローグライク開発能力」なのだ。
『KATANAKAMI』の開発は「アクワイア」が担当しているが、パブリッシャーとはいえ「チュンソフトのローグライクゲーム」という看板を背負って世に出てくるのだから期待するな、という方が無理な話だろう。
実際PVやプレイ映像を見てみても、アイテムを使用するだけではなく「投げる」ことが出来たり、空腹度にあたる「活力ゲージ」があったり、ダンジョンに入るたびに構造が変わるのはもちろん、主人公のレベルもリセットされるなどかなりローグライク的な要素が多く何度も遊べそうな魅力がある。早くやりたい。
侍道シリーズだということ自体に期待
このゲームの「侍道」要素についても期待している。
登場人物は初代「侍道」のキャラクターになっており、彼らが3勢力に分かれて争っている。3勢力のパワーバランスを考え、いい感じに戦が起こるように各勢力に刀を納品してがっぽり儲けようというかなりの外道が今作の主人公だ。いやー侍道っぽい。
刀ごとに構えが異なり、使い込むごとに新たな技を覚える要素もある。これがおもしろいのよ侍道は。新しい刀を手に入れた時のワクワク感がものすごい。経験値を溜めるためにちょっと強いサムライを斬りまくり、新しい技を覚えたらその辺の町人で試し斬りして楽しんでいた。
刀での攻撃、蹴りや投げ、防御や回避が3すくみの関係になっているのも過去作を踏襲していて懐かしい。しかも今作はハクスラという事で戦闘の重要性が過去作よりも大きくなっているだろうから、戦闘に関しては過去の侍道シリーズを大きく上回る面白さがあるかもしれない。
一本のゲームとしても面白そう
単純に一本のアクションゲームとしても期待できる要素も多く「極見」は相手の攻撃をタイミングよく防御もしくは回避した瞬間攻撃すると強力な攻撃を放てるというもので「鬼武者」の一閃を思わせるシステムでかなり爽快感が高そうだし「刀刻」というゲージを消費して自分を強化する「侍道4」の「つま斬り」のようなシステムもある。
孤独な戦いが嫌だという人は、拠点でお金を払うことでダンジョン内に用心棒として、ハニワ、犬、チンピラなどを連れていって一緒に戦えるので安心だ。
オンライン要素である「新・辻斬りモード」はダンジョン内に別のプレイヤーキャラクターが現れ、協力したり戦ったりできるモード。オンラインで繋がったプレイヤーはAIで動く分身だったり、人が操作してる場合もあるので、AIなのか人なのかというハラハラ感も感じられそう。こういう要素があると育成にも身が入るってもんですわ。
ダンジョンの外でも人を斬ることが出来るし、土下座ができるし、土下座にちゃんと攻撃判定があって、ああこれは本当に侍道なんだと実感できる。このゲームの売り上げ次第では「侍道5」が作られるかもしれないので、侍道ファンがこのゲームを買うのはもはや義務みたいなものだ。
何が言いたいかっていうと『侍道外伝 KATANAKAMI』を買う以外の選択肢はないってこと！
スパイクさんアクワイアさん『侍道外伝 KATANAKAMI』買いますんで、なにとぞ『侍道5』よろしくお願いします！！！
オープンワールド的な世界でフラフラしたり、人助けしたり、刀鍛えたり、飯食ったり、食い逃げしたり、町人を斬ったりしたいんです…