発売日:3月22日
プラットフォーム:PS4、XONE、PC
フロムソフトウェアが放つ今年最大の話題作であるSEKIROが、先日台北のゲームショウで出展された。
ファミ通などの各種メディアがステージの模様とインタビューを掲載している。記事はこちら
ステージでの映像や試遊のデモは以前と同じビルドだったので、新たな映像は出てくることはなかった。
しかしフロムソフトウェアの社長であり、SEKIROのディレクターでもある宮崎英高さんのインタビューが掲載されていたのだ!
宮崎さんはインタビューなど人前に出るのが苦手なようで、インタビュー記事は少ないためとても貴重。
インタビューで宮崎さんは度々「ケレン味」という言葉を使う。
ケレン味とは
ケレン味とは、はったりが利いている、大げさな表現などの意味。
漫画で刀での斬撃が遠くの敵に当たるなどはケレン味だといえるのではないだろうか。
SEKIROにおけるケレン味
sekiroではケレン味ある表現がたくさん盛り込まれている。
主人公である隻腕の忍は失った左手を忍義手という謎のアームで補っている。
どのような仕組みか不明だが様々な忍具が腕からニョキっと出てきて使える。
以前のインタビューで忍具の同時装備数は3つだという宮崎さん情報があった。ステージや敵に合わせ組み合わせを考えるのが楽しそうだ。
現在公開されている忍具のいずれもとてもかっこいい。構造的に可能かはさておき、かっこよさを重視したデザインは正にケレン味あふれる出来となっている。
忍具を使った後に攻撃をつなげることで各忍具固有の攻撃を繰り出すことができるが、すべて特性がある。
手裏剣では遠距離の敵に急激に接近できたり、槍では離れた敵を引き寄せる効果がある。ケレン味と機能を両立できている。
主人公自身もケレン味あふれる 忍ばないシノビ
今作の主人公の忍者はあんまりステルスをしないようだ。
宮崎さんのインタビューでは山田風太郎風と言っていたが、最近で言えばNARUTOに登場するような”ニンジャ”のイメージだろうか。
ステルス要素はあるもののあくまでも戦闘を有利にする一要素となるようだ。
これはダークソウルやブラッドボーンの戦闘が大好きな僕としてはとてもうれしい。存分に戦いまくれることは間違いなさそう。
そもそもフロムの忍者は忍んでいない
フロムソフトウェアの忍者ゲームと聞いてまず思い浮かべるのは「天誅」だと思う。
「天誅」はステルスが主になっているゲームだが、フロムソフトウェアはパブリッシングのみで開発は行っていない。
フロムが開発している忍者ゲームでは「ニンジャブレイド」がある。
ニンジャブレイドはニンジャガイデンをイメージしてもらえればいいと思う。当時プレイしたがビジュアルなどはとても似ている。
こちらはゴリゴリのアクションゲーム。XBOX360とPCでしか発売されていないため、知名度はないが現代を舞台にした物語で、人間が化け物に変異した敵と真っ向勝負でぶっ倒す話。
フロムが開発した忍者はそもそも忍ばないのだ。
SEKIROではニンジャブレイドほど忍ばないということはないと思うが、戦闘を主体にした忍者像が表現されていることだろう。
早くやりてぇ。