プラットフォーム:PS4、XONE、PC
いよいよ発売まで2週間を切った『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』。
3月6日から7日にかけて公開されたメディア体験会では、スキルツリ―の存在やプレイヤーが死ぬとNPCが「竜咳」という病を患うことなど様々な情報が公開された。
その中でも”危攻撃”について面白い要素があり、元々SEKIROが楽しいゲームになることは確信していたのだが、その確信がゆるぎないものになった。
防御が攻撃になる
SEKIROではキャラクターに”体幹”というものが存在しており、体幹ゲージを削る(増やす)ことで一撃で敵を殺すことができる”忍殺”攻撃が使用可能になる。
この体幹は相手に攻撃を加えても削れるが、敵の攻撃を弾くことでも削ることができる。
”弾き”はソウルシリーズの”パリィ”のように敵の攻撃に合わせてガードすることで使用できるが、SEKIROにおける弾きはパリィほどハイリスクハイリターンなものではなく、判定は甘めになっていて積極的に弾きをさせようとしているのがわかる。
ガンガン弾いて敵の体幹を崩すことで、一撃で殺すことができるので防御することが攻撃に転じるようになっている。
どちらかというと回避主体だったソウルシリーズとは全く逆のシステムになっているのが面白いが、ほぼすべての攻撃を弾くことができることと、弾きの判定がパリィに比べて甘いことから考えられるのは、ずっと弾いていれば安全に敵を忍殺できてしまうということ。
ガード不能の”危”攻撃 突き、投げ、下段
しかし弾きは万能ではなく、敵キャラクターの頭上に”危”と表示されてから繰り出してくる攻撃は、弾きやガードができないというのがSEKIROならではのシステムになっている。突き攻撃は弾くことができるようだが、敵や攻撃の種類によって違うかもしれない。
”危”と表示される攻撃の正式名称がわからないのでここでは「危攻撃」と呼ぶ。
危攻撃はガード不能だがこの攻撃すら、プレイヤーの防御行動によって攻撃に転じさせることができる。
危攻撃には現在わかっている物では、突き、投げ、下段の3種類が存在しており、それぞれ対処方法が違い、突きには前ステップで刃を抑える、下段攻撃はジャンプしてよけてから敵を踏みつけることで敵の体幹を大きく削ることができるし、投げはステップで回避ができる。敵が通常攻撃を繰り出してくる中に、唐突に繰り出される危攻撃に対して対処する必要があるが、その分リターンは大きい。
SEKIROでは危攻撃への対処がソウルシリーズにおけるパリィのようなハイリスクハイリターンな行動になると思われる。
危攻撃に感じる格ゲー感
突き、投げ、下段という文言を見てまず思ったのは、格ゲーっぽいなということ。
それぞれの攻撃に特定の行動が対処になることや、投げや下段という格ゲーではおなじみの文言から、格ゲー好きの僕にとって魅かれる要素だ。
ある映像で”破戒僧”というボスは薙刀で下段攻撃を繰り出してくるのだが、プレイヤーがジャンプで避けるとなんと薙刀を縦に振り対空攻撃まで繰り出してくるという、ストリートファイターのガイルのような行動が見られたのがとても印象的だったし、危攻撃への対処が一定ではないことを物語っており、最初は勝てないが何度も挑戦するうちに勝てるようになるという、ソウルシリーズの十八番がSEKIROでより強化されて帰ってくることを確信したシーンでもある。
このシーンはこのページにも張っている「『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』 COUNTDOWN LIVE」という動画の1時間19分40秒の時点で見られるので、興味がある方は是非見てほしい。このゲームの面白さと奥深さがよく表れているシーンだと思う。