EVOJAPANのメインタイトルは
- ソウルキャリバー6
- サムライスピリッツ
- ブレイブルークロスタッグバトル(BBTAG)
- 鉄拳7
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL (スマブラSP)
- ストリートファイター5
これらのタイトルのTOP8終了後に発表された新情報をまとめる。
ソウルキャリバー6
DLC9弾で追加される「サムライスピリッツ」からのゲストキャラクター「覇王丸」のPVが公開された。
覇王丸は「サムライスピリッツ」の主人公。刀を使った強力にもほどがある斬撃が特徴だ。PVでは本家でおなじみの必殺技や覇王丸を象徴する「斬鉄閃(大斬り)」も登場し、高い再現度で作られていることが確認できる。
覇王丸が追加されるDLC9の配信日は未定。
大会の優勝者はアズウェル使いの「Bluegod」選手。EVO2019の覇者、ヴォルド使いの「ゆっとと」選手を破っての優勝だった。ゆっとと選手はルーザーズファイナルでドラマで話題のゲラルトを使う「linkorz」選手との戦いで追い詰められ、キャラクターをザサラメール変更して勝利し、決勝ではラファエルとアズウェルを使うなど、他キャラ使いの強みを生かした戦略をとるが惜しくも敗れた。
サムライスピリッツ
シーズンパス2の参戦キャラクター紹介PVが公開された。
既に公開されていた「真鏡名ミナ」とリーク画像が出回った「風間蒼月」、そして待望のサムライスピリッツを”ある意味”象徴する女性キャラクターの「いろは」が公開された。これでシーズンパス2で追加される4名のうち3名が判明したことになる。
電撃オンラインで発表された「追加してほしいキャラクターアンケート」の1位(ミナ)と2位(いろは)のキャラが追加されるという事で、ファンも納得の人選なのではないだろうか。ズィーガーが欲しいという声もよく聞くが、それは4人目のキャラクターに期待しておこう。個人的には「いろは」と「ミナ」…とてもありがたいです。
大会の優勝者は色使いの「gamera」選手。閑丸使いの「エムジマ」選手との戦いを制して優勝した。驚くべき集中力で難しい確認や、時間切れを狙った冷静な戦略で相手を追い詰めていく姿は、まさにサムライ勢らしい貫禄があった。
EVO2019では発売から一カ月という短期間で仕上げる必要があったため、サムライスピリッツ以外のタイトルで有名な格闘ゲームのプレイヤーがTOP8に残っていたが、EVOJAPAN2020ではサムライスピリッツを真剣にやりこんできたプレイヤーがTOP8に残っており、やりこむほどに独自の戦略が生まれていく良い格闘ゲームだということが証明された。
ブレイブルークロスタッグバトル
新情報は無かった。
大会の優勝者はセト、雪泉を使う「kubo」選手。2位の「DORA_BANG」選手は多キャラ使いで、ルーザーズセミファイナルでは千枝と電光戦車を使い観客を熱狂の渦に巻き込み、そのままの勢いでkubo選手と対峙する。そしてリセットまで持ち込むもkubo選手の正確なプレイの前に敗れた。
EVOJAPAN2020の中でもかなり面白いTOP8だったので、まだ見てない方は是非見てみてほしい。
鉄拳7
以前から発表されていたフリーアップデート「リプレイ&TIPS」機能の配信日が発表された。配信日は1月28日。これと同時に”待望の”キャラクター調整が来ることも発表され、 TWTの予定も公開された。次回の大会は4月4日と5日に東京で開かれる。
今回追加されるリプレイ機能は非常に高性能で、場面に応じて適切な反撃などを教えてくれる機能が付いており、上達の助けになることは間違いなさそうだ。
大会の優勝者はリロイを使っていた、仁使いの「book」選手。TOP8の内6人が「リロイ・スミス」という詠春拳を使うキャラクターを使用している。要するにリロイが圧倒的に強いキャラクターだということ。それゆえにリロイを使わずにTOP8で戦っていた韓国の「ウルサン」選手とジュリアつかいの「ミキオ」選手には大きな声援が送られた。そしまさかのジュリア使いのミキオ選手がルーザーズから勝ち上がり決勝まで辿り着いた。この試合のミキオ選手への歓声はすさまじく、海外の観客も日本語で「ガンバレ!ガンバレ!ミキオ!」と大きな声で応援していた。
決勝で惜しくも敗れたものの、ミキオ選手はその強さと面白いパフォーマンスで観客の心をわしづかみにした。これから注目しておきたいプレイヤーだ。
book選手も優勝後のインタビューで「仁を使いたい気持ちになったが、ここでリロイからキャラを変えるのはミキオ選手に失礼だから変えなかった」というとても熱くエモいコメントで格ゲーのすばらしさを伝えてくれた。
1月28日には調整が入り、リロイも普通の詠春拳使いになり、プレイヤーたちが微妙な感情で戦うことにならないことを祈る。
スマブラSP
任天堂は大会で新発表を行わない。
優勝者はピクミン&オリマー(ピクオリ)使いの「しゅーとん」選手。鉄拳とは打って変わってTOP8の全員が違うキャラクターを使っており、80体ものキャラクターがいるにも関わらずよいバランスを保っているようだ。
決勝はしゅーとん選手とシュルク使いの「コメ」選手の対戦で、お互いかなりテクニカルのキャラクターで見ても参考にならないほど異次元の戦いを見せてくれた。
1月29日に参戦する「FE風花雪月」の主人公「ベレト・ベレス」も楽しみだ。
ストリートファイター5
ゲームについての新情報は無かった。TOP8の直前に今後の大会のアナウンスがあった。
優勝者はさくら使いの「ナウマン」選手。ナウマン選手は若手プレイヤーで初めて国内の大きな大会で優勝した選手になった。
さくらというキャラランク的にも使用人口的にも少ないキャラクターを使いこなして優勝。しかも本人もイケメンということで、これから今まで以上に人気者になっていくことだろう。
彼はゴッズガーデン時代はまだ学生で、プロになるか就職するか悩んでいたこともあり、かずのこ選手に相談する場面もあった。去年までも好成績を残していたものの、TOP8まではたどり着けないことも多かったが、ついにEVOという最大級の大会で優勝した。
長く日の目を浴びなくても、常に努力し続ける大切さをナウマン選手の優勝からは学ぶことが出来る。
EVOはこれからもドラマを生み出し続けることだろう。