動画勢のEVOJAPAN2020 この熱狂の一部になりたい【感想】

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2020年1月24日から26日まで開催されたEVOJAPAN2020は、世界的な格闘ゲームイベントEVOの日本バージョン。詳しく知りたい方は格ゲーチェッカーを読んでほしい。

年々参加人数を伸ばしており、今年は7000人もの人々が格闘ゲームのために集まった。

EVOJAPAN2020のメインタイトルは6作品。

  • サムライスピリッツ
  • ソウルキャリバー6
  • ブレイブルークロスタッグバトル
  • 鉄拳7
  • スマブラSP
  • ストリートファイター5

これらのゲームのトーナメントの模様は、twitchを通して世界に配信されており、私は家でオープンベータが始まったばかりの『レジェンドオブルーンテラ』というカードゲームをプレイしながらトーナメントを視聴した。もちろんルーンテラはほぼプレイできなかった。見逃せない展開が多すぎたからだ。

毎回熱い展開になるのがEVOというイベント。本当にすべてのタイトルでドラマがあったし、おそらく私が見ていない、サイドトーナメントでもすさまじいドラマがあったのだろう。

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すべてのタイトルが面白かった

「サムライスピリッツ」では有名格闘ゲーマーがゲームの上手さで勝ち上がったEVO2019とは打って変わって、サムライスピリッツを純粋にやりこんだプレイヤーが勝ち残り、サムライ勢という集団が、他の格闘ゲーマーとは違う強さを手に入れていることが分かる。時間管理と心理戦が極まった戦いを楽しむことが出来た。

「鉄拳7」はTOP8の内6人が超強力キャラ「リロイ」を使うという異常事態が発生。誰もがリロイVSリロイの決勝を予想したことだろう。詠春拳は最強なのだ。しかし決勝はまさかのリロイを使うbook選手とジュリアを使うミキオ選手の戦いとなった。この戦いでのミキオ選手への応援はすごかった。がんばれ!がんばれ!ミキオ!と海外の方が日本語で応援するほどミキオの勝利には期待がかかっていたが、結果はbook選手の勝利。詠春拳が無敵の拳法であることが証明されたが、今日調整のアップデートが来たので、詠春拳 最強伝説もひとまず落ち着くだろう。

「スマブラSP」はピクミン&オリマーを使うしゅーとん選手が優勝した。TOP8全員が異なるキャラを使うという、格闘ゲームとしてかなり健全なバランスになっており、その分試合も多いに盛り上がった。スマブラの大会は本当にレベルが高すぎて、キャラクターの動きが異次元のレベルになるのだが、決勝のシュルク対ピクオリは2人ともテクニカルなキャラなのも相まってわけわからなかった。

「ソウルキャリバー6」では多くのキャラを使えるEVO2019の覇者ゆっとと選手が、その強みを生かし3キャラを使い分け決勝にたどり着くも、アズウェル一本で上がってきたbluegod選手に惜しくも敗れた。

BBTAG」でも多キャラ使いのDORA選手が面白いキャラを使い観客の心をつかんだが、決勝で同じキャラを使い続けるkubo選手に惜しくも敗北。

「ストリートファイター5」では、さくら一本で頑張る若手イケメンプレイヤーのナウマン選手が優勝した。彼はスト5発売直後の大会で頭角を現し、プロとして活動し好成績を残していたが大きな大会での優勝などは無かった。しかし今回念願の優勝、しかもさくらというそこまで強いというわけではないキャラでの優勝。キャラ愛と努力がキャラ差を覆すのも格闘ゲームの醍醐味だが、ナウマン選手はそれを体現するプレイヤーとなった。

すべてのタイトルで観客は熱狂し、プレイヤーたちは最高峰の戦いを楽しんでいた。

それを家で見ていた

このような熱い大会を家で見ていた。私は格闘ゲームの大会を観るのが大好きで、他の大会もよく見ている。2週間後2月8日から開催される「ドラゴンボールファイターズ」のワールドツアー決勝大会も見る予定だ。

家で配信を見るのはとても快適だ。好きな時にコーヒーを飲めるし、トイレにも行ける。室温も自分に合わせられるし、病気になる心配もない。リアルタイムで見れなくてもアーカイブでいくらでも見直せる。いいことずくめだ。

それでも今見ている大会の会場に自分がいないことで寂しい気持ちになることがある。

私は格闘ゲームがとても下手だ。というか上手くなるまで一つのゲームをやりこんだことが無い。いろんな格闘ゲームを持ってはいるがどれも浅瀬でチャプチャプ遊んでいるだけ。おそらく私は一つのゲームをやりこまないことで、努力したら強くなれるけどしてないだけ、という安心感を得たいのだと思う。これでは絶対に強くなれない。

大会の会場に行かないのもそうだ。少しの努力とお金があれば大会に出ることはできる。大会に出ないまでも観戦するだけなら練習する必要もない。それをしないのは、家で配信で見られるからとか、どうせ出ても勝てないからと思っているからだ。すこしの勇気を出して、会場に行けば楽しいことや新たな出会いがあるかもしれないのに。

EVOJAPANを見てるときこんなことを考えてしまった。

この人たちの仲間になりたい

遠くまで移動して会場にたどり着き、人がごった返す会場で対戦して一回戦で負ける。こうなることが、心のどこかで分かってても大会に出る人はいる。それは大会に出ることで勝ち負け以上の何かが手に入るからなのかもしれない。大会に出たりイベントに参加したことが無い私には彼らの気持ちを完全には理解することはできないだろう。

ということで2月6日に発売される「グランブルーファンタジーヴァーサス」は大会とか出まーす。頑張りまーすイェイ。グラブルに限らずイベントなどに積極的に参加することで自分もコミュニティの一部になろうと、 EVOJAPAN2020 を見てそう思った。

私もこの熱狂の一部になりたい。

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