『クラフトピア』は7月にSteamでアーリーアクセスが予定されているゲームで、ジャンルは”一応” オープンワールドサバイバルアクションゲーム となっている。…が映像を見ると全く新しいジャンルのゲームになっている気がするのだが…?
アーリーアクセスは9月4日に変更されました。
開発したのは「オーバーダンジョン」が大ヒットしたことで有名な「ポケットペア」だ。
この会社の社長さんは「Coincheck」や「STORYS.JP」を立ち上げた経歴があり、さらにゲーム会社まで設立し成功している。何喰ったらそんなことが出来るんだ。
電ファミニコゲーマーによる「ポケットペア」の社長さんへの取材記事によると、「オーバーダンジョン」は「スレイザスパイア」と「クラッシュ・ロワイヤル」を組み合わせるという発想から生まれているそうだ。プレイした人ならわかると思うが、まさにその通りで、デッキ構築カードゲームの戦略性と、タワーディフェンスのリアルタイム性を一つのゲームに落とし込むことに成功しており、非常に面白いゲームになっている。カードの効果が掛け合わさることで、ガンガンインフレが進んでいき、後半のゲーム画面はヒヨコやうさぎ、アルパカが画面を覆いつくすカオスとなる。
そして6月7日に開発が発表された「クラフトピア」はさらなるカオスなゲームになっていそうだ。
steamページの紹介文によると、サンドボックスとオープンワールドとサバイバルと牧場系とハクスラと工場シミュとハンティングとファンタジーRPGを組み合わせたものになっているとある。組み合わせるにもほどがあるやろ。最高です。
その見た目から「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」のパクリだ!などと言う方々が現れるのは間違いないが、その指摘はお門違いだ。このゲームをパクリと言うのなら、モンハンと、マイクラと、besiegeと、スターデューバレーと、factorioと、ディアブロについても言及しなければいけなくなる。これらのゲームと、「クラフトピア」の類似性について指摘できる人間がいるだろうか。おそらく、もういろんなゲームが組合わされすぎてて、全く新しいジャンルのゲームとなっている可能性が高い。
ジャンルとジャンルを組み合わせたゲームは最近では珍しくないが、たいてい2つのジャンルの組み合わせであることが多く、「クラフトピア」のようにここまで多くのジャンルを掛け合わせたゲームは見たことが無い。それだけで買う価値があるほど貴重な作品だ。
PVを見たところ、先述した様々なジャンルのゲームがちゃんと一つのゲームとして成り立っている印象だった。アクションもカッコイイし、戦車や飛行機も作ることができ、ベルトコンベアを組み立てて、全自動で牛を食料に変える施設を作れるし、大きなドラゴンと戦うこともできて、魔法も使っていた。こんなゲーム見たことない。誰もが思い描く、このゲームとこのゲームを組み合わせたらどうなるのだろう、という疑問をガチでゲームにしてしまう行動力と開発力には驚愕するしかない。
「オーバーダンジョン」は、ほぼアセットのみで作られたゲームだったのに、たった2、3年でどうやってこんなゲームを作ったのだろう。アーリーアクセスとはいえ、ゲーマーとして必ずプレイしておきたいゲームだ。7月の楽しみが増えた。