プラットフォーム:ブラウザゲーム
「FFDCG」は文字通りファイナルファンタジーのデジタルカードゲーム。ハースストーンのクローンゲームの一種だ。
元々ハースストーンが大好きで、シャドウバースもドラクエライバルズもプレイしてどのゲームも面白かったので、このような類似ゲームが出るのは個人的にとてもうれしいのだが、FFDCGに関してはそれぞれのカードにレベルがある。試合中にレベルを上げていくのではなく試合の外で育成する必要があるのでDCGファンから結構なブーイングを食らっていたが、レベル制は存在する状態で配信された。
このカードゲームは同時ターン制であるため、それぞれのカードが何番目に行動するのかをカードに設定されたスピードというパラメータを参照して決定される。βテストの時はカードのレベルによってスピードの数値も変わっていたので、正直レベルを上げずに戦うのはあり得ないと言えるほどの差があったが、正式サービス版ではスピードの数値はレベルに関わらず一定になった。だからなんだ。
レベルの”せい”で負けたのか?
レベルの違いで変化するのはおそらく攻撃力、体力、効果の3つだ。
これによって同じコストのカードでも強さが圧倒的に変わってくる。そもそもカードゲームは攻撃力や体力がたった”1”違うだけで大きな差になる。ハースストーンで言うならばコスト5で攻撃力4/体力4と4/5で評価は大きく異なってくる。それがコスト5で6/6は当たり前、しかもカードの特殊効果の強さも上がるとなればこれはもはやカードゲームと言ってはいけないのかもしれない。
エグすぎる。
しかしレベルがとても上げやすいのなら話は別だ、ちょっとした手間でレベルが上げられるのなら・・・まあそんなわけはない。カードのレベルはグロウエッグというアイテムを大量に使う方法と、カードパックいわゆるガチャを回して同じカードを引くという方法があり、どちらも時間かお金が多く必要だ。このゲームのデッキ枚数は12枚なのですべてのカードのレベルを上げようと思うと中々時間がかかりそうだ。ずっと一つのデッキを使うのならば問題は少ないかもしれないが、カードゲームはいろんなデッキやカードを使う楽しみ方もあるがこのレベル制がそれを妨害してくる。男たるもの、これと決めたカードと添い遂げるのが道というものなのだということを教えてくれているのかもしれない。
DCGでもっとも長くプレイすることになるであろうランクマッチにはレベル制限というものがある。これはレベル制限3ならば持っているカードのレベルが3より上でも強制的にレベル3になるというもの。なんだこれがあるならレベルに関係なく楽しめるじゃないか、と僕は思っていたのだが、別にレベル1のカードが3になるわけではなく、レべルは3まで上げないとレベル3制限のランクマッチでは勝負にならないだろう。レベルによるカードパワーの差は圧倒的であり、勝っても負けてもカードのレベルのせいにできてしまうのも悲しいポイントだ。対戦ゲームは”自分のせいで負けた”と思いたいものだ。
良い点も多いので今後のアップデートが楽しみ
ちなみに僕は2時間ほどプレイしているが、1枚のカードをレベル3にするだけのグロウエッグも手に入っておらず、この段階で今まともにこのゲームを評価することはできないと感じているので、今後のアップデートなどに期待したい。
本当にドット絵が可愛くて音楽もいい、同時ターンという個性もあって素敵なゲームになりそうな要素が多いので、レベルの撤廃とはいかないまでもランクマッチが”レベル制限”ではなく”レベル固定”になるだけですごくプレイしたいゲームになりそうだ。
まあレベル以外にもカード生成ができないとかもあるけど・・・へへっまあいいか。