『ハースストーン バトルグラウンド』プレイした感想 後半のインフレが面白い、デジタルカードオートチェス

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ゲーム プレイした感想

ハースストーンにもついにオートチェスが来たぜ!

『ハースストーンバトルグラウンド』はハースストーンの新モードで、8人のプレイヤーが対戦し最後まで生き残った者が勝者となる、最近流行りのオートチェスのようなモード。

現在バトルグラウンドはクローズドβテスト期間中で、新パックのバンドル購入者やブリズコンの参加者などが参加でき、期間は11月6日から12日まで。13日からオープンβになる。

プレイしてみたところ、オートチェス特有のランダム性や中毒性をしっかり持ちつつ、ハースストーンならではの面白さがあって、かなり楽しいモードだった。しかもこのモードは無料で遊べて、カード資産も一切いらないので、ハースストーンを今までプレイしていない人でも気軽に遊べるのが最高だ。

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オートチェス的な要素

バトルグラウンドではデッキは無く、毎ターン事に1増えるコインを使い酒場でミニオンを雇い、盤面を作る。同じミニオンを3体雇うと、そのミニオンのアップグレードバージョンが手に入るが、コインを使って酒場のレベルを上げることで、酒場に現れるミニオンが強力になっていくため、同じミニオンを狙うか、レベルを上げるかの選択を迫られる。

この買い物部分がプレイヤーが最もよく考え操作する必要がある場面で、戦闘に関しては完全にオートで進む。事前準備が重要なのがオートチェスらしい。

このオートチェス特有の仕組みが、今回カードゲームでも面白かったということで、これ以降いろんなジャンルのゲームでオートチェスが実装されていくと面白そうだ。

ハースストーンならではの要素

プレイの流れは同じだが、このゲームはあくまでもハースストーン。当然TFTやDOTAとは全く違う部分がかなりある。

ミニオンの効果は通常通り働くので、例えば獣ミニオンで揃えると、獣関係の雄叫びや断末魔などのシナジーが発揮され、いつも通りのハースストーンのようにコンボができる。またミニオンは必ず盤面の左側から攻撃するので、攻撃順もコントロールできる。

つまりTFTやDOTAのようなMOBA出身のオートチェスと比べると、自分の考えた戦略を通しやすいゲーム性になっているので、運要素が少し減り、上手ければ上手い程上位に残りやすいように感じる。事実僕は結構下手なので、レーティングがデフォルトの4000から動かない。勝ったり負けたりを繰り返している感じである。

とはいえ酒場で現れるミニオンはランダムだし、最初選択できるヒーローもランダムで、カードの効果にもランダムなものが多いため、通常のハースストーンよりも格段に運が絡むのは間違いないので、初心者でも上級者に勝てる可能性は十分にあるし、なにより何が起こるかわからないワクワク感は病みつきになるものがある。

今からハースストーンを始めようと思っている人は、まずバトルグラウンドから入って、ハースストーン特有のコミカルなキャラや世界観に触れ、そこからカードゲームに移行するのもアリだと思う。