『ジョン・ウィック:パラベラム』まだ面白くなるのかジョンウィック【ネタバレなし感想】

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ジョンウィック3はキアヌリーヴスが主演の超人気アクション映画の3作目。

個人的には今作は前2作を超えて、シリーズで一番面白かった。

ジョンウィックという人は、飼っている犬が殺され、車をパクられたという理由で、一つのマフィアを壊滅させるような人物であり、そんな理由であんなに大勢の人間殺す?というぐらい殺す。

理由が弱めで、やってることデカすぎるジョンウィックに世界中のファンはメロメロだ。

しかし今回は前作の終盤で冷静になれなかったことで、ついにジョンウィックが狩る側から、狩られる側になってしまった。自分が所属していた組織と全世界の暗殺者から狙われることになるのだが、裏を返せば敵がめちゃくちゃ多いので、ジョンウィックがずっと戦い続けてくれるという事。彼の華麗なバトルがとても長い時間楽しめる贅沢な映画だった。

ということで今作のバトルシーンはかなりバリエーションが豊かになっており、個人的にはシリーズ最高傑作の面白さだと思う。

”そうはならんやろ”連発

ジョンウィックは本、ナイフ、犬、馬、そして銃など周りのものをなんでも使って確実に相手の息の根を止める。中でも筆者のお気に入りが、馬とナイフ。武器屋のような場所で敵もジョンもナイフを投げまくるのだが、かなりのスピード感があってとても楽しいシーンになっているし、ジョンウィックおなじみの”1人の敵に攻撃しすぎ状態”のナイフバージョンもちゃんとある。もう死んでるやろ、とか思ってしまうがジョンウィックなので仕方ない。

馬を使ったバトルは完全に笑わせにきている。馬のシーンだけで「そうはならんやろ」と3回ぐらい思うがジョンウィックなのでOKだ。

カッチカチの敵との戦い

また今作には2作目で革命的だった、防弾スーツシステムが敵側にある。2作目でジョンウィックが装備しているスーツは防弾仕様なので、多少銃撃を受けてもダメージを受けるだけで、致命傷にはならない。これにより、アクション映画あるあるの主人公に弾丸が一発も当たらない問題を解決した恐るべきシステムが、防弾スーツシステムだ。

そして今作では防弾スーツなんて目じゃない、カッチカチの敵がたくさん出てくる。ジョンは一人の敵にしつこく攻撃するのが特徴だが、いつも以上にしつこく攻撃しても倒れない敵との戦いはかなりの見ものだった。

ジョンウィック=犬

犬を使ったアクションは、犬を愛するジョンがついに犬と共に戦うということなので、ジョンウィックファンは必ず見ておかなければならないシーンだろう。その距離なら銃で撃てばよくない?とか思わないでほしい。この映画はジョンウィックだ。

ジョンウィックのファン強い

ストーリー面で言うことはそんなにないが、キャラクターは楽しい人達がそろっている。犬使いのハルベリーはものすごく綺麗だし、ホテルの支配人と受付のコンビは最高にかっこいいし、ローレンスフィッシュバーンはホームレスキングだ。

さらに今作ではジョンの”ファン”がジョンの敵として登場する。彼はとても良いキャラで、にんじゃりばんばんと勘違い日本を身にまとった忍者だ。ジョンウィックとのニンジャバトルは見逃せないぜ!!

とにかく2時間を超える上映時間の大半がバトルシーンで構成されており、その一つ一つで笑いや発見があるのが面白く、もう一回見たいと思えるアクション映画だった。

2021年5月には4作目も公開されるが、今作はかなり面白かったので、これを超えてきてくれたら歴史に残るアクション映画になるんじゃないだろうかと、いまから楽しみだ。

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