TGSのファミ通×ゲームの電撃の生放送で発表された完全新規タイトル「侍道外伝 KATANAKAMI」は、スパイク×アクワイアの侍道シリーズの外伝作品。
新規タイトル発表でスパイクとアクワイアのスタッフが出てきた時は、「侍道復活!!?」と思ったので、外伝と聞いたときは正直少しガッカリした。
しかしこのタイトルが侍道完全復活への足掛かりになれば最高だ。実際デビルメイクライも移植ラッシュの後にデビルメイクライ5が来たしね。
というか刀神自体がかなり面白そうなのだ。
ハクスラと侍道は合う?
刀神のゲームプレイはクォータービューのハクスラになっているのだが、ダンジョンに入るたびに構造が変わる、アイテムが使うだけでなく投げられるなどローグライク的な要素もある。開発はアクワイアだがパブリッシャーのスパイクチュンソフトには、風来のシレンで培ったローグライクのノウハウがあるので、これを活かせば相当面白くなりそうだ。
刀ごとに構えと使用できる技が違うということで、侍道らしさもある。そもそも侍道は武器を集めたり武器を強化したり、結構ハクスラっぽいゲームなので、ハクスラというジャンルとの親和性はかなり高い気がする。
僕は侍道シリーズのファンで特に好きな「侍道2」では、ひたすらビテイコツという刀を鍛えまくったのはいい思い出だ。刀を鍛えることが侍道の面白さの重要な部分だったので、ハクスラとなった侍道では、武器を強化する面白さが強化されていることだろう。もしかすると、戦闘部分に関しては原作の侍道より楽しめるかもしれない。
3つの勢力も健在!
侍道で重要な要素と言えば、広い世界の様々なところにいるNPCとの交流だ。侍道では大体3つか4つの勢力がありどの勢力に肩入れするかでストーリーが変わるのが面白いのだが、刀神でも3つの勢力が存在する。しかも1と同じ黒生家、赤玉党、宿場町だし、キャラも同じだ。プレイヤーは金を稼ぐためにダンジョンで獲得した刀を3つの勢力に売りつけ、戦を活発化させさらに刀を売るという中々の外道だが、刀神でも1つの勢力に肩入れすることが出来そうだ。
NPCが殴れる。これは侍道だ。
NPCといえば侍道ではすべてのNPCを攻撃することが出来る。なんの罪もない町人を斬り捨てるのはもちろん、会話の途中で突然相手を斬りつけることが出来る作品もある。この圧倒的自由度とオープンワールド的マップが合わさり、最高の楽しさが生み出されていたのだが、刀神でもNPCは殴れるようだ。
刀神には基本的な行動に土下座が存在しており、ダンジョンの中で石碑のようなものに土下座をすることで特殊な効果をうけることが出来たりするようだが、なぜか土下座には攻撃判定がある。
土下座に移行する時の頭を相手にぶつけることで、ダメージを与えられる。NPCに対して土下座で攻撃することが出来るのは、侍道らしさがあってとてもいい。
僕はこの土下座で堂島さんを攻撃してるシーンで「あぁこれは侍道だわ」と感じ、かなりの安心感と期待感を持つことが出来た。
今後シリーズがどうなるかわからないが、まずは「侍道外伝 KATANAKAMI」を楽しみたいと思う。