プラットフォーム:PS4、Switch、XONE
6月に発売され、世界で高い評価を得ているメトロイドヴァニアである『Bloodstained: Ritual of the Night』の魅力を伝えたい。僕はPC版をプレイ済みでレビューも書いているので、詳しく知りたい方はそちらもどうぞ。超高評価してます。
このゲームはキャッスルヴァニアシリーズで世界的にファンが多いクリエイターであるIGA氏が開発した、本家本元によるメトロイドヴァニアだ。
探索せずにはいられない
『Bloodstained』の最大の特徴は収集物の多さだ。
広大なマップには非常に高い密度で武器や防具などの装備や、うまそうな料理などが配置されており、新しいマップを探索する時の楽しみは格別だ。
マップに配置されているものだけでなく、モンスターからのドロップアイテムも多い。というかほぼすべてのモンスターから固有のスキル(シャード)が奪えるので、新しい敵が出たら何度も倒してスキルをゲットしたくなる。スキルには魔法のように放てるものや、使い魔を召喚するもの、パッシブスキルなどがあるが、特に魔法のように放つスキルは性能や見た目が個性的なので、この敵はどんなスキルを落とすんだろう、という好奇心が煽られ、なんとしてもスキルを手に入れたくなる。これが非常に楽しい。
コンボが決められるメトロイドヴァニア
武器には片手剣、大剣、ヤリ、ムチなどの種類があり、それぞれの武器に固有の必殺技がある。これは格闘ゲームのようなコマンドを入力することで特殊な技を出せるシステムで、キャッスルヴァニアシリーズにも存在していたものではあるが正直あまり実用性が無く、あくまでもお楽しみ要素といった感じだった。しかし「Bloodstained」ではしっかり実用性があり、必殺技とスキルでコンボを繰り出せば、とても大きなダメージを短時間で与えることもできる。このアクション性の高さも大きな魅力の一つで、メトロイドヴァニアでありながら格ゲーのようにコンボを繰り出せるゲームは中々ないだろう。
飢えを癒せるゲーム
探索と戦闘。この2つがメトロイドヴァニアの主軸だが、Bloodstainedはこの2つの要素を極限まで突き詰めたゲームであり、キャッスルヴァニアに飢えていたゲーマーを癒すことが出来る存在であることは間違いない。
ようやく家庭用ゲーム機で遊べる。決して避けて通ってはいけないこのゲームを是非体験してもらいたい。